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魚は夜になると眠るのか?

魚は夜も昼も目を閉じて眠ることはありません。なぜなら、マブタがないからです。

といっても、魚が眠らないということではありません。かれらはかれらなりに、安息の時間をとっているのです。

 

たとえば、海藻の中をちょっとかきわけてみれば、ブダイが休息している姿が見られますし、砂場ではベラが砂ぶとんの中で深い眠りについています。

 

づフは驚いたり、身に危険を感じると、砂に潜る習性があります。睡眠をとるときにも砂に潜るのです。

 

だいたい、日没前後に潜ってしまい、翌朝の、日の出ごろには泳ぎはじめます。

 

昼寝の好きな魚もいます。夜行性といわれている、アナゴ、ウツボ、カレイなどがそうです。

 

また、水温の下がったときには活動しない魚も多く、たとえばベラなどは、水温の上がる春まで、砂底深く潜ったまま冬眠をします。そしてその間は、いっさいの食物を口にしません。

 

 

ところで、サカナの目は、ほぽ完全な球状になっています。これは、どんな機能を持

っているのでしょうか。 ご存じのように、人間の目のレンズは、魚にくらべて平たく

できています。そして、筋肉によってその厚さを調節し、遠近の使いわけをしています。

 

ところが魚の目には、このような筋肉はありません。その代わり、レンズを前後に動かす筋肉があります。遠くのものを見る場合には奥へ、近くのものを見る場合は前へ、レンズを移動させるわけです。

 

もちろん、球形のレンズのため、あまり遠くのものは見えません。水中では、あまり遠くのものは見ませんし、それに音や振動をキャッチする機能が優れているのでそれでもかまわないわけです。

 

球形のレンズは、遠くのものは見えにくいかわりに、広い範囲をとらえられるという長所があります。そのため、割合近くにいるエサや外敵は、広い視野で見分けることができるというわけです。

 

また、魚によっては、ひげやひれすじでエサを探し求めているものもいます。

 

たとえばシタビラメはアゴの下方に生えている毛で、ヒメジはひげでエサを探しています。

 

ヒメジは肉食性の魚ですが、ひげを取ってしまうと、エサが動物性のものかどうか知ることはもちろん、探すこともできなくなるのに、両目をおおってもひげさえあれば、エサを求める行動はまったく正常です。