タンカーが産油国に行くときの中身は

産油国からの帰りには原油を満載しているタンカーも、行くときにはタンクの中はカラッポです。

 

でも、タンカーは普通の船とは違い、できるだけたくさんの原油を積めるようにできていますから、原油が入っていない状態では、巨大なカラのタンクが浮かんでいるようなもので、とても安定がとれません。

 

そこで、船全体がちょうどよい重量になるように、タンクに海水を積んで行くのです。産油国についた時点で、海水仁原油とを入れ替えます。

 

 

ちなみに、世界最大といわれる日精丸(四八万四〇〇〇トン)に積める原油は一八リッ

トルの石油缶で約一白二〇万缶になるといわれます。

 

これだけの缶を全部積み土げると、富士山の高さの三〇〇〇倍になるといいますからたいへんな量です。

 

日精丸の大きさは全長三七八・八五メートル、甲板の広さはニス子・‐‐ト七言直分にまたるそうです。